歯科エアタービン高速の使用注意点
(1)歯科用ハンドピースを正常に使えるかどうかは水の清潔と圧縮空気の乾燥・清潔次第です。従って、使用する前に、タービンホースのエアー、水を確認します
(2)できるだけ、歯科用ハンドピースとスリーウェイシリンジが同じホースに接続して使用しないようにご注意ください。それはホースに残った砂粒子がハンドピースに入り、ベアリングに損傷することです。

(3)タービんに適正な給気圧に調整します。一般的に、高速ハンドピースの気圧は 0.20-0.25 MPaで、低速ハンドピースの気圧は 0.25~0.30 MPaです。メーカー、ブランドによって、範囲が違いますね。
また、なぜ、気圧を調整するのは重要でしょうか
この記事を参考になれば、嬉しいです。
【切削器具を使用前に、どうして給気圧の確認が必要でしょうか】
(4)曲り、変形、サビ、欠け、折れ、摩耗の激しいバーを使用しません。
(5)市販しているタービンハンドピースがミニヘッド、トルクヘッド、45℃角など様々で、使用際に、歯科治療によって、選びます。
(6)激しすぎな発熱がエアタービンハンドピースを摩耗するので、従って、使用過程に、タービンに大きな負荷を与えしないでください
(7)ハンドピースが使用完了したあと、あるいは、手入れをする前に、感染を起こらないように、清潔、注油、消毒などするはずです。
2019新たな歯科機器エアースケーラー
歯周病専門医インプラント認証医、たけのうち歯科クリニックの竹之内です。当院は、歯周病・インプラント・審美歯科・予防歯科に積極的に取り組んでおります。
この度、新たな診療機器として、ナカニシ社製のエアースケーラー(Ti Max 970)を導入しました。

エアースケーラーとは、空気の力でチップやブラシを振動させ、歯石の除去や歯面清掃を行う機器です。
当院の診療台(ユニット)には、従来から超音波スケーラーが常備されていますので、
歯石の除去においてはエアースケーラーがなくても問題はありません。
それでは何で購入したかというと・・・
1番の理由は、ソニックブラシを使用したかったからです。
このソニックブラシは、エアー圧による音波振動にてナイロン製のブラシが振動し、歯や補綴物(被せ物等)を傷つけることなくプラークが除去できる優れもの。
下の写真のようにブラシの形状も豊富で、
傷が付くために超音波スケーラー 歯面清掃を当てられないクラウンやインプラント周囲の清掃、矯正装置周囲の狭い部位の清掃、メインテナンス等に効果を発揮します。
口腔内細菌の全身への影響
Periodontal medicineという言葉を耳にするようになって久しいですが、近年さまざまな疫学的研究や細菌学研究などにより全身疾患と歯周疾患との関わりが示唆されてきています。

う蝕病原細菌は歯の表面でしか増殖することはできませんが、歯周病原細菌は血液中に侵入して増殖できるため、血流に乗って全身に疾患を引き起こす危険性をもっています。たとえば、心筋梗塞で亡くなった方の冠状動脈から歯周病原細菌が検出されたり、最近では四肢の閉塞性動脈疾患の特定疾患バージャー(ビュルガー)病患者の閉塞動脈からも口腔内と同じ歯周病原細菌が検出されたという報告があり、難病とされる当疾患の今後にも大きく関与していることがわかってきました。さらに歯周病原細菌は、細胞壁の内毒素(LPS)によって、生きていなくても血中にあると全身に炎症を起こすこともあるため、さまざまな角度から研究がすすめられています。実際歯周ポケットから発見されたため、現在は歯周病原細菌とされていますが、このように本当の標的臓器は大好物の鉄分(ヘム鉄)が含まれる血液の豊富な血管や心臓なのかもしれないという説もあるほどです。
また、循環器以外にも気道に入り呼吸器系の感染症、肺炎などを引き起こしたり、間接的ではありますが、細菌感染による炎症反応で生じたプロスタグランジンなどが子宮を収縮させ、早産や低体重児出産の要因にもなると言われています。実際に早産や低体重児出産は、歯周病の母親に多いことが多くの研究からわかっています。
あべ歯科クリニックの感染予防への概念
あべ歯科クリニックの感染予防への概念
私たちあべ歯科クリニックは、自分自身や大切な家族と同様に患者さんにも安心して治療を受けることができるクリニックを目指し、院内感染予防には細心の注意を払っています。

予防策
まずは、明らかな感染症である患者への対応であり、院内における感染患者の保有しているかもしれない病原体は未同定として、すべての湿性の血液・体液・排泄物は感染の可能性があるものとして取り扱うのが、ユニバーサルプレコーションの考え方です。
それに加え、あべ歯科クリニックではユニバーサルプレコーションをさらに進めたスタンダードプレコーション(Standard precautions)の概念を取り入れています。
これはアメリカのCDC(米国疾病管理予防センター)が公表した予防政策で、明らかな感染症の有無に関わらず、未知の感染症に対しても予防策を講じ、血液を含むかどうかに関わらず、接触感染、空気感染、飛沫感染など全てに対応する感染防止策です。( 超音波洗浄器 歯科 )
音の少ない歯科ドリル(歯科用マイクロモーター)の特徴
●歯科用マイクロモーターは音が低い
歯科用マイクロモーターは、歯科電気モーターのウィーンという音は少し聞こえますが、エアータービンを使うときに起きるキーンという回転音は低減します。

●歯科用マイクロモーターは振動が少ない
エアータービンは、被せ物を外す時などに、ドリルの回転がぶれて振動を感じる時がありますが、歯科用マイクロモーターは、ドリルの回転ぶれが少なく、エアータービンに比べて、患者さんの感じる振動が低減します。
●歯科用マイクロモーターは微調整が出来る
エアータービンのドリルの回転スピードは、空気制御で行っているため、あまり細かい微調整が出来ませんが、歯科用マイクロモーターは、電気制御のため、ドリルの回転数を細かく微調整することが可能です。これにより、より精度の高い治療が可能になります。
●歯科用マイクロモーターは力が強い
●エアータービンは、空気の力で羽根を回転させてドリルを回しているため、例えば何かに引っかかってしまうなど、ドリルに抵抗が掛かると、途中で止まってしまうことがあります。これに比して歯科用マイクロモーターは、電気の力でモーターを回転させてドリルを回しているため、途中で止まってしまうことがあまりありません。(これを 、ドリルのトルクが強いと言います) ドリルのトルクが強いと、被せ物を除去する時などに、患者さんへの振動が少なく、より早く快適に除去が出来るようになります
●ただしエアータービンも必要です
歯科用マイクロモーターは、エアータービンに比べてドリルの回転スピードが低いため、歯の最表層の硬いエナメル質を削る時など、エアータービン歯科が必要な時もあります。
歯科レントゲンの被爆はどうなん??
単位
まず最初に知って頂きたいのは放射線の量を表す単位についてです。
放射線の量にはミリシーベルト(mSv)と云う単位を用います。
今回の福島第一原発事故では
今回の原発事故直後報道された被曝の安全基準値は1年間で100mSvでした。
この数字の根拠は、国際放射線防護委員会(ICRP)が過去の原爆・水爆実験や原発事故を分析し、被曝量が1年間で100 mSv以下であれば、(放射線の影響を最も受け易いと考えられる)胎児に対しても影響が無かったからだそうです。
日本政府が、事故後1ヵ月以上経過した時点で発表した避難指示地域は、福島第一原発から半径20km圏内と、20km圏外で累積放射線量が1年間で20mSvに達する可能性がある地域でした。

日常生活では
宇宙から降り注ぐ宇宙線や地中から放射される放射線などをあわせた自然放射による被曝は、 歯科X線装置
世界平均1人当たり1年間で2.4 mSvになります。ですから、日常生活でもわずかですが被曝していることになります。
例えば、飛行機に乗って東京・ニューヨーク間を往復するだけでも宇宙線を浴び、およそ0.2mSvの被曝をしてしまいます。
歯科レントゲンでは
写真Aの小さいデンタルレントゲンで1枚0.01 mSv。
写真Bの口腔全体が写るパノラマレントゲンで1枚0.02mSv。
写真Cの歯科用CTで1回0.2mSvです。
(いずれも当院で導入している最新鋭のデジタルレントゲンでの数値です、旧式のアナログレントゲンでは2~10倍の放射線量となります。)
CTだからわかる根管の問題例
こちらは右下の奥歯のエックス線写真です。後ろから2本の歯に不適切な根管治療が行われています。根の先には膿が溜まっていて、患者様は痛みと違和感を訴えておりました。
このエックス線写真はデジタルレントゲンなので、現像のものに比べると、拡大したり、色味を変えられるためこの時点で有利です。(場合によっては、現像のものの方が優れているように感じられる場面もある)。

しかし問題はあくまで二次元であることです。病気があるな、こんな感じになっているんだろうなは、経験のある歯科医師であれば、予想が立ちます。
しかし、これが経験と勘です。経験と勘も必要ですが、はっきりわからないと手探りになってしまい成功率が下がり、治療時間も長くなってしまいます。
実際に診断して見てみましょう。一番奥の歯で行います。
1 根の先に膿がある
2 根の治療が先まで届かないで途中でとまっている、解剖学的に先に進めない理由がある、もしくは従来の道具では先に行くことができない???
3 何かが詰まっていて先まで治療がとどいていない
※いろいろ他にもありますが、ここでは代表的なものを上げてみました。
エックス線写真
(2Dのデジタルレントゲン)
エックス線写真
CT画像
———————–会社情報———————-
Oyodental.jpは、高品質の歯科レントゲン装置・歯科X線フィルム自動現像機を提供する中国一流のオンラインサプライヤーであり、卸売価格でありながら迅速・効率のあるサービス提供しております
入したい方はOyodentalデンタルへお問い合わせください。
メール:Oyodental.jp@gmail.com
公式サイト:https://www.oyodental.jp/
思い当たることはありませんか?

歯並びが悪い
ボーとしている時に口が開いている
滑舌が悪い
姿勢が悪い、猫背になっている
落着きがない
鼻のとおりが悪い、鼻炎になっている
風邪をひきやすい
扁桃腺が腫れやすい
唇が荒れやすい
いびきをかく
朝、起こしてもなかなか起きない
寝相が悪い
かみごたえがあるものは食べない
食事中に水分をとらないと呑み込めない
アレルギーをもっている.
———————–会社情報———————-
Oyodental.jpは、高品質のCOXO 歯科ハンドピース・Woodpecker スケーラー を提供する中国一流のオンラインサプライヤーであり、卸売価格でありながら迅速・効率のあるサービス提供しております
入したい方はOyodentalデンタルへお問い合わせください。
メール:Oyodental.jp@gmail.com
公式サイト:https://www.oyodental.jp/
抜髄後に生じる神経障害性疼痛
根尖部で歯髄を切断すれば歯の内部にある歯髄はなくなりますが、歯の周りの組織(歯根膜・歯肉・顎骨など)にはまだ神経が残っています。歯髄を含めた、これら組織の痛みは「三叉神経」がその感覚を受け取っています。身体の他の部分の神経と比較すると、抜髄や抜歯で切断された三叉神経の治りは良いことが知られています。根尖部で切断された歯髄が治っていけば、先に挙げた (1)の報告にある通り、速やかに歯の痛みは消失していきます。

ところが中には切断部が順調に治らず、次のようになる場合があります。
- 既に切除済みの歯髄があたかも存在するかのように痛みが脳に伝わってしまう場合
- 神経が損傷されることで痛みを伝える神経と温度や圧覚など他の感覚を伝える神経が混線し、間違って痛みが伝わってしまう場合
- 痛みを伝える物質が出過ぎたり、痛みを受け取る部分が過敏になったりする場合
このような痛みは一過性の鋭い痛み、あるいは持続性の鈍い痛みです。神経損傷後に時おり生じるこのような痛みを「神経障害性疼痛」といいます。抜髄した歯の周囲に存在する神経組織で生じる痛みを抑える体の働きが人間には備わっています。脳やその近くでこの働きが正常に行われなくなると、脳自体が痛みに敏感になったりします。
LED型光重合器 / 間接修復用コンポジットレジン / ヌープ硬さ
8月 30, 2019
歯科機器の選び方
LED型光重合器 / 間接修復用コンポジットレジン / ヌープ硬さ はコメントを受け付けていません
Benwilehg39205
研究目的
近年, 発光ダイオード(以下LED)を光源とする歯科技工用光重合器が市販されているが, この重合器を用いて硬化させた間接修復用コンポジットレジン(以下CR)の性質を測定した報告は少ない. 本研究は, 光源の異なる5種類の光重合器を用いて, 光源の違いがCRのヌープ硬さ, 曲げ強さおよび弾性係数に及ぼす影響について比較検討した.
研究方法
CRはセシードN(クラレノリタケデンタル)およびソリデックスハーデュラ(松風)の2種を用いた. 歯科技工用光重合器は, LED重合器(α-Light V, モリタ ; LED CURE Master, 山本貴金属地金 ; Twinkle LED, 東邦歯科産業), ハロゲン重合器(α-Light II, モリタ)およびメタルハライドLed重合器 歯科(Hyper LII, 東邦歯科産業)を使用した.
ヌープ硬さ : 透明ガラス板上にステンレス鋼製型枠(直径10mm, 厚さ2.0mm)を設置し分離材塗布後, CRを充填した. その後, カバーガラスで圧接し, 製造者指示の条件あるいはそれに準じた条件にて光照射を行った. 重合後, 耐水研磨紙にて未重合層を除去し, ダイヤモンド懸濁液にて鏡面研磨を行った. 試料数は, 各条件につき5個とした. 光照射面および裏面について, ヌープ硬さを求めた.
三点曲げ強さと弾性係数 : ステンレス鋼製金型(長さ25.0mm, 幅2.0mm, 厚さ2.0mm)にCRを填入し, 荷重5 Nにて圧接後, ヌープ硬さ測定と同様の条件にて光照射を行った. 重合後, 37℃, 24時間水中に浸漬し, 三点曲げ試験を行った. 試料数は各条件につき9個とし, 三点曲げ強さおよび弾性係数を求めた.
研究成果
ヌープ硬さはHyper LIIとα-Light Vの2条件がその他3種より高い値を示し, 三点曲げ強さでは有意差は認められなかった. セシードNにおいて, 弾性係数はHyper LIIとα-Light IIとの間に有意差が認められた. ハロゲンランプと比較し, LEDおよびメタルハライドを光源とした重合器の使用により, 重合時間の短縮およびCRの機械的性質を向上させることが明らかとなった. (重合器用ライトチップ )