月別: 2017年7月
歯医者のホワイトニングによっての痛み

痛みのでる理由
ホワイトニング加熱装置の下で使用する高濃度過酸化水素は劇薬のためそのまま歯や歯茎に付着すると激しい痛みを生じさせる副作用があります。※万一目に入ると失明の危険があるほど取り扱いに注意が必要な薬剤です。
痛みの種類は冷たいものを食べたときに歯にしみるような瞬間的な痛みと似ています。
痛みを抑える対策
そこで歯医者のホワイトニングシステムでは痛みがなるべくおこらないように濃度を下げても効果が出るように特殊な歯科医療用品の薬剤を配合したりコーティングをしたりと色々な対策が施されています。
しかし虫歯があったり歯に小さなひび割れ等がある場合はそれらの対策をしても痛みが出る可能性がありますので事前に歯科医師によるチェックが必要となります。
痛みが出た場合の対処法
痛みが出た場合でも通常24時間以内に治まりますので一番の対処法は痛みがひくのを待つということになります。
知覚過敏予防効果のある歯磨き粉で歯を磨くとましになることもありますので試してみる価値はあります。
どうしても我慢できない場合は痛み止めを飲んでやりすごしましょう。
ホワイトニングで白くなる理由

正式なホワイトニングとは過酸化水素を使ったものだけ
米国で開発され世界に広まった歯のホワイトニング技術は厳密に言えばホワイトニング加熱装置によって過酸化水素という薬剤を使って歯の着色を分解して歯を白くすることをいいます。
日本ではこのホワイトニングは薬事法上歯科医院でしか施術が出来ません。つまり歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、歯科医院で処方されたキットを購入し自宅で歯科用開口器などによっておこなうホームホワイトニングだけが漂泊効果を持つホワイトニングということになります。
ポリリン酸などの薬剤を使ったものは白くならない
エステなど歯科医院以外でおこなういわゆるセルフホワイトニング(歯科医師または歯科衛生士以外が他人の口の中を触るのは違法になるため自分で施術をおこないます)では高濃度の過酸化水素を使用できないため、他の薬剤が使われます。
代表的なのがポリリン酸や重曹です。これらは、歯の表面の着色を除去する作用はありますが、歯そのものを白くする漂泊作用はないため効果は限定的となります。
ホワイトニング効果を謳う歯磨き粉は白くならない
最近ではホワイトニング歯磨き粉というのが多く販売されています。しかし薬事法上漂泊成分の添加は認められていないため、歯の表面の着色除去を目的としたクリーニング作用しかありません。
各社様々な成分を配合していますが基本的には全て研磨剤です。ものによっては歯の表面のエナメル質や歯茎を傷つける可能性もありますので、使用にあたっては注意が必要です。
ホワイトニング治療について
7月 19, 2017
歯科健康
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Benwilehg39205
治療した歯が神経が死んでいる場合
神経が死んでいる歯は根の治療が必要になります。また、そのまま放置しておくと歯の色素がなくなり、褐色や灰色のように色が変わっていきます。
よく患者さんに説明するのは
『そのままにしておくとハリセンボンの箕輪はるかの前歯になりますよ。はるかさんももう治療しましたけどね。』
なんてお話しします。
また神経が死んだ歯は色が変わるだけでなくもろくなり、割れやすくなります。
虫歯にもなりやすいため、しっかり神経の治療をしてホワイトニングに合わせた被せ物(差し歯)にすることをお勧めします。
治療した歯がレジンで治療している場合
前歯の虫歯治療ではプラスチックで埋めるコンポジットレジン治療がよく行われます。
コンポジットレジンは歯科医療機器プラスチックで虫歯の箇所を削り、歯と同程度の色が回復できるものです。
しかしプラスチックゆえに吸水性という大きな欠点があります。
治療した歯が既に差し歯の場合
差し歯(被せ物)にホワイトニング装置を用いて、ホワイトニングをしても効果はありません。
それゆえ歯のホワイトニングをすると差し歯の色が浮き出てしまう場合があります。
差し歯がセラミック製の場合は若干透明度があるので数回のホワイトニングでは色ムラは目立たないでしょう。
差し歯がレジン製の場合はセラミックに比べ透明度が少ないので色ムラが出る場合があります。
ホワイトニングにも患者さんによって求めるレベルがあり、真っ白な色を作りたい方、ほんの少し白くしたい方などホワイトニングの回数によって異なります。